※ 清田区の3町連会長(清田中央町連、清田町連、里塚美しが丘町連)が、札幌市長と市議会議長に除雪パートナーシップの窮状を訴え負担軽減の要望書を手渡したのが2018年2月です。
1年置いて2019年2月には、パートナーシップ除雪の減額実験3パターン開始と「新たな除雪方法」の実証実験も開始されました。
今年度は4つ目の「新たな除雪方法」が20地域以上に広げる事で対象がひろがりました。1年目が2区3地域5町内会、2年目が10区13地域29町内会、3年目の今年は10区23地域61町内会を予定しています。
実証実験 追伸 2022・3・24
1.2月下旬の大雪に対し、3月になっても札幌市は、何もしない状態が続きました。個別排雪まかせです。
2.2月中旬の整正作業の雪を集約した公園等の、片側1車線をつぶして集約した場所が3月中旬に少し排雪しました。
センターラインより1m排雪したのです。つまり3月24日でも1車線です。
3.スクールゾーンでさえ3月中旬に歩道まできれいにしたのに、指定道路で実証実験の対象外の路線である公園前の車道は高さ4~
5mの雪が残り、車道は変わらず1車線です。集約場所が3か所あり、特にグリーンベルトへの雪は5mを超えています。
この雪は排雪の予定なく、雪解けをまつのみです。指定道路は今でも1車線です。
4.今年は、2月の市長会見で実証実験が中止になった。と町内会長が配布してますが、予定のアンケートはするのでしょうか。
アンケート対策のために2月中旬にかたずけたのです。
又、パートナーシップ除雪をしないと春先のグレーダーでの路面削りはなくなったのでしょうか。
5.当然パートナーシップ除雪の地域のほうが、早く雪解けになりました。料金が違います。
実証実験 追伸2 2022・3・24
1.札幌市より、「生活道路の新たな除雪方法」に関するアンケートの協力お願いがきました。
シーズン当初から2月上旬まで試行しました。この冬に試行した除雪方法に対する皆様のご意見を伺うものです。
2.この札幌市からの案内は、返信封筒に「試行地域の皆様へ」「アンケート用紙」を入れポストに入っていました。
3.この冬は踏み固め除雪が2回あり整正作業が1回です。市長会見で中止を宣言してから整正作業・簡易排雪を1回です。以後踏み固め
除雪はもちろんかき分け除雪も整正作業も排雪もありません。
4.2月下旬の大雪は3月中旬まで個別排雪業者が対応しました。札幌市は何もしません。
5.アンケートは1月までの状況アンケートなのか、2月中旬の整正作業と排雪と集約場所への高く積み上げた時なのか、それ以降何も
しない時なのか、どちらでしょうか。
実証実験 追伸3 2022・3・26
1.次年度の排雪の検討をする時に、参考になるデータを示さなければなりませんが、札幌市は途中でやめた実験のアンケートを
求めてます。中止にしたのでアンケートはないと思ってましたが、どこまで来年するのか不明の状況で選択をせまります。
2.わかった事がいくつかあります。
①実証実験をする所は、個別排雪が多く残雪が少ない町内会である。(実証実験はパートナーシップ除雪の減額3つ、プラス
「新たな除雪方法」です。4つ共3年目です。
②4番目の実証実験である「新たな除雪方法」は、空地、空き家、及び角地で片側雪を残した所、個別排雪をしてない家、は
排雪しない。つまり、雪の無い所はきれいにする。雪のある所は何もしない。(車道の向かい側がきれいで4m確保されてる
場合)
③車道6mの内、4mが確保されていれば、良しとする。1車線つぶして集約場所にした所は、センターラインから1mしか排雪
しなくても残り3mの幅が確保されていればいい。又、向かい合う家が排雪してない場合は、中央4mを確保します。つまり
車道1mずつの残雪となります。(歩道を含めれば2mづつ)
3.今回は整正作業1回目の苦情を受け整正作業2回目には排雪とセットで家の前に雪を残しませんでした。トラック排雪と集約場所
への高い積み上げが残りました。(これはアンケート対策だと思いました。)3回目は大雪のあと来るかと待ちわびていましたが、
何も来ませんでした。2月中旬にすべてが終わるわけもなく、2月下旬の大雪の対応をしてこその、アンケートの実施では。
最大の関心は、次年度も削った雪をかたずけてくれるのか、という事と今回のように集約場所に積み上げるのか、という事です
4.個別排雪が終わってから、札幌市は動きます。どっちがきれいにしたのか、住民はわからなくなってるところもあります。
ここ5年以上個別排雪で雪のないところを、パートナーシップ除雪で雪を削っていました。つまり、床残雪10cmなど残したら
存続が困難でした。(条件の通り、床10cm残す、車道だけの排雪をしていたら実施する町内会がなくなります)
あまりにも雪が少ないため、空地の歩道、遊歩道の歩道、公園の歩道、の雪をパートナーシップ除雪でかたずけていました。
5.このパートナーシップ除雪は30年前より始まりましたが、札幌市の強力な支持がなければ続いていません。トラック排雪しかなかっ
た時代の3倍です。あの頃より個別排雪が普及したのにです。料金が上がり続けていますが。
6.次年度の無料除雪方法として2つあります。①個別排雪にまかせる。②実証実験「新しい除雪方法」をするです。
①個別排雪にまかせると、札幌市は元のかき分け除雪になり、排雪は個別排雪のみになり、春の雪解けにはグレーダー?があり?
1100戸ある町内会でも個別排雪のみで、パートナーシップ除雪をしていません。
②「新しい除雪方法」にすると、形が見えません。前年までと同じく個別排雪で雪のないところで実施するのなら、よくわからない
となります。中止となった今年は、後半何もしないでアンケートを求める。苦情を受けたら、すべて排雪してくれるのか。
未来の除雪方法なのか。高価な圧雪機を導入してまで、どこまで継続できるのか。
実証実験 追伸 4 2022・3・28
この数日で残雪が激減しました。まだまだ当分は残ると思われていた歩道の残雪がなくなりました。つまり、今シーズンほど歩道の
除雪をしない、又は途中までしかしない事はありませんでした。雪はたくさん残っていますが、舗装の出てきた事はうれしい事です。
実証実験 追伸 5 2022・3・30
この数日で車道の1車線区間が減りました。集約場所はまだすべて、2車線確保とまではいきません。
「アンケートに協力をお願いします。2月上旬まで試行した除雪方法について、ご意見を伺うものです。」との事。
ふつう、予定通り実施したものについて、アンケートをとります。2月中旬の大雪、2月下旬の大雪、に何の対応もせず、民間の
個別排雪事業者に排雪をゆだね、2月上旬で中止した除雪方法について、評価を求める事に違和感を覚えます。
シーズンを通して、車の入りやすさは?、歩きやすさは?敷地の前の雪の処理?作業後の翌朝は?圧雪除雪は?とのアンケート。
2月上旬で中止した事を忘れての従来の設問に、あきれます。シーズンは2月上旬でおわるものでなく、今年は3月中旬まで
ありました。特に3月上旬は整正作業を期待していましたがありませんでした。個別排雪が対応しました。
アンケートの性格上、同じ設問で重ねなければ、いけないのはわかるとしても、前年も雪のない時のアンケートを評価として
新聞に掲載し、PR材料にしています。住民は札幌市がやったのかどうかでなく、雪が残っているかで判断する場合があります。
実証実験 追伸 6 2022・4・5
やっと1車線区間(片側通行)がなくなりました。まだ車道には1m以上の残雪がありますが。歩道もほぼ舗装が出たようです。
振り返って未来の除雪を考える上で、この減額制度は「ごまかし」だと思います。住民が個別排雪や融雪槽で毎週雪をなくす地域のみ
対応するのでは、全地域で実施できないものです。特に第4の実証実験は、無料でいい事づくめのようで、よくわからないものです。
減額実験3つは、パートナーシップ除雪へつなぎとめておくための方策です。3割予算が減ると、続けられる町内会が出てきます。
パートナーシップ除雪は、除雪の民営化(除雪センター)と共に増えてきました。逆に除雪センターにとって、町内会がパートナーシップ除雪をやめ、トラック排雪やもしくは、個別排雪のみの町内会になってしまうと、困るのです。作業機械の効率化にも影響し、
収入が減るから、孫請けもいなくなるのです。地域支払額がすべて除雪センターに行き、残りの経費を札幌市が負担するとしていますが
町内会の負担する総額は、大きなものです。
個別排雪事業者も、車道まで削る所も、自宅に寄せてある部分だけの排雪をする所もあります。ゆえに、車道が高く歩道が低くとの
現象もおこります。しかし、毎回同じ事が続くと事業者への要望もはっきりしてきます。これでいいと言う人と、かえると言う人が出て
きます。問題は、整正作業の形が安定する事です。ならば評価ができます。
第4の実証実験・新しい除雪方法は、特に踏み固め除雪の発想がおかしいです。歩道を含め8m道路の中央に4mの帯です。歩行者は
もちろん車も1台通れるかどうか。個別排雪が1週間ごとですので、排雪直後であれば一般の人と車の流れで、完全に踏み固められま
す。シーズンに4~5回という事は2週間に1回の計算ですが、これが必要か必要でないか、との問題です。
この新しい除雪方法は、再検討が必要です。とても未来の除雪方法ではありません。