今後の町内会の展望は?

□ 全国的に加入率は低下を続けます。ある一定の水準を超えると急激に下がります。過半数割れが最初の目安です。

 

□ 解散・消滅した地域は、まずは周囲の町内会が吸収合併をしかけます。吸収されると、吸収した町内会の町内会費をとられます。

 

□ 次の段階は、町内会をプールして再編成する事です。住民のためでなく、維持させることを目的にしているからできる事です。

 

□ 東京圏の町内会が過半数割れするのは、時間の問題と思われます。地方は過疎となり、市町村自体が生き残れるかという問題です。

  

□ そもそも、国が目的を持って維持しなければ残らないものを、国や地方自治体が責任を持たず、形をつくるから後は地域住民で適当

  にやってくれ。というものがいつまで続くかです。

 

□ 目的すら統一したものがない組織に民主的なものを求めるのは無理があります。

  そのうえ、札幌市のように条例で「町内会は地域住民の多様な価値観や自主性を最大限に尊重して行われるもの」とすべての責任を

  町内会に持たせます。少なくても難しいのに500戸、1000戸、2000戸の価値観や自主性を尊重して何ができるのでしょうか。