町内会長アンケート分析

回収率と未回収率

□ 調査をするごとに、札幌市のアンケートに返答する町内会長が減り、ついに回収率53.7%になりました。13年前は72.2%の

 回収率があり未回収が599人であったのに対し、今回は回収率が53.7%で未回収が1015人となりました。次回は回収率が

 50%を下回るのではないかと思われます。(今までのペースでいくとなります)。

回収率が意味するもの

□ 回収率が過半数を割り込むという事は半分の町内会が活動停止状態にあると思われます。1000を超える町内会が活動停止です。

  アンケートは、返信した町内会の数と理解します。

加入世帯数

□ 300戸以上の町内会が477あり、500戸以上の町内会が246あります。内1000戸以上は68町内会です。

  規模の大きな町内会は、総会・役員会・事業等すべてについて、小さな規模の町内会と違います。民主的運営の規模はどこまでか?

 存在意義を問われると、住民の都合でなく行政の都合で決められてきました。住所で仕切られた団体に、半ば強制的に加入させられる

 事を考えれば、民主的な団体運営を望むほうが間違っているのです。全国で最大の町内会は7000戸を超えます。

町内会長の年齢と在職年数

□ 年代は、60代以上が88%と多数を占める。70代以上は65.7%で798人。80代以上は12.6%で153人です。

□ 在職年数は、5年以上が41%で、5年未満が54.7%です。20年以上が2.8%、34人です。30年以上が2.4人です。

□ 20年以上町内会長を続けている所が、各区に3人以上いて、30年以上もいるとの現実です。

運営における課題

○○○○町内会長に複数回答可で集計○○○○・・・条例制定では何一つ解決しません・・・

                        毎回大きな変動はありません。課題はいつまでも課題です。

□ 役員のない手不足 95.6%

□ 役員が高齢化している 92.9%

□ 特定の人しか参加しない 91.8%

□ 活動の参加者が少ない 86.0%

□ 活動内容が慣例化している 84.2%

□ 住民の関心が少ない 83.4%

□ 世代間交流が難しい 73.2%

□ 活動の指導者がいない 63.5%

□ 活動経験が不足している 52.6%